2006-01-01から1年間の記事一覧
私は40歳でチェロを始めるという奥手だったが、それでも何とか仲間と室内楽やオーケストラを楽しめるようになった。実は、高校生から始めたヴァイオリンの経験が少しはサポートしてくれているということがある。 といっても、ヴァイオリンとチェロは全く異な…
安倍内閣のキーワード「美しい国」がようやく我々の日常の生活圏になじんできたかのような今日この頃。 しかし、開き直って「美しい国」とは何か? と問われると返答に窮する。 久しく国民にはなじみの薄かった言葉のようで、その抽象的、観念的なところが我…
インターネットをを始めたのがこの春、そしてブログ(2サイト)がどうにか出来るようになって四ヶ月余、奥手の私にも何となくこの世界の様子が少し見えてきたような感じがある。といっても、画像や音声は全く手つかずの分野だが。そこで若干の感想を。 ◇ イ…
私は弦楽器(ヴァイオリン、チェロ)しか経験がないので、ピアノについては興味はあるが無知にひとしい。(ピアノ学習は、ピアノのある家庭に生まれ合わせなくれば無理なような気がするが、偏見であろうか。大人になってからの学習は別だが)。 管楽器は別格…
首相の施政方針演説があったりすると、決まったように、与党は「良かった」と持ち上げ、野党は「抽象的」,「美辞麗句だけ」,「迫力がない」などとコキおろすのが通例となっている。 あまりにも毎回同じ調子なので、聞く前から、もう分かっているようなものだ…
先に「論功行賞内閣の功罪」で、私は次ぎのように愚痴ってみた。 (*)そして、決まったように、新内閣の門出を祝って健闘を祈る、といった筆致が見られないのを不思議に思う。国民が前途を託する内閣を激励しないという風潮はおかしいのではないか。 産経…
新内閣が出来ると、マスコミは判で押したように悪口(愛の鞭?)を言うのが決まりだが、今回の安倍内閣については、あまりネタがなかったのか、大体「論功行賞内閣」ということで筆が一致していたような印象がある。 (*)そして、決まったように、新内閣の…
いってみれば、何にでも好奇心を持ち、熱心に取り組む前向きな人には、必ず豊かな老後が約束されているのか?----- という話題。 読売新聞の「緩話急題」というコラム(06.9.26)だが、「追っかけ/オバサマの熱狂パワー」と題して、生活情報部・福士千恵子…
産経新聞(06.9,25)の記事「役に立つ?英語幼児教室」を見て「う〜む、やるものだなあ」と感じ入った。 いずれ小学校に英語教育が取り入れられそうな趨勢だが、この幼児教室はその先を行く試みだ。 自ら幼児教室を主宰する竹山絵利氏(東京都)によると、週…
◇ ミクシイ会員でもないのに、ミクシイについて分ったようなことを書くのは、少しは自粛しなくてはならないところだが、週刊新潮(9/28号)に面白い関連記事があったので、これを御紹介した後に「自粛」することにした。 分かっている人には自明のことなので…
手元に1冊の同人誌が届いた。前にもしるしたかもしれないが、万年筆愛好家の同人誌「ふえんて」である。 既に39号(季刊)、約50頁/ワープロ版の立派なもの。 もっと派手にご紹介したいのだが、この同人誌は、原稿集め、ワープロ稿起し、印刷、製本、発送…
弦楽器は弓を用いて音を出すのが普通だが、時に、三味線のように弦を弾いて音を出す(ピチカート)ことがある。 これがピタリと決まると、実に効果的で、そこを心得た作曲家の作品には嫌でも心を動かされてしまう。 しかし、当然ながら、音程が良いというの…
「ミクシイ」というネットザービスが500万人の加入者を誇り、株式市場でも業績拡大を囃して、上々の評判だという。 ネットサービスなら、インターネットを背景とした、例えば、ココログ、エキサイトなどのブログサービスが相応の顧客を集めている。 この顧客…
◇ 昨今の音楽事情について、まことに目出度いと思われることは; ◯ 昔、年寄りの冷や水と揶揄された音楽/楽器学習、それもクラシックのそれが必ずしも笑われなくてすむようになったこと。 ◯ バブル期のどさくさ?に紛れて、立派な音楽ホールが整備されたこ…
◇ 愛読書「天平の甍」(井上靖)を再読し、新たな感銘を得た。 物語は、唐の名僧 鑑真の日本への招聘に尽力し、歴史の彼方へ消えていった数人の日本僧を内容とするものだが、解説(山本健吉)によると、小説のなかで彼らは「遠景に小さく、蟻のような姿」と…
インターネット上で拙いブログを始めて約二ヶ月が経過した。ベテラン諸氏に比べれば貧弱な体験に過ぎないが、雑感を綴ってみよう。 ◇ もともとニフテイ会員で、十数年来、(旧)パソコン通信の世界にいた。 ニフテイがインターネットへ切り替えられ、やがて…
「一利を興すは、一害を除くに如かず」、この教訓は楽器(その他)の学習面にも活きているのではないか? というのが今回の主題である。 -----活きているのではないか? と、わざわざ問題にするのはほかでもない、実は、活きているようにはなかなか見えない…
大帝国を興し、日本にも存亡の危機を及ぼそうとした蒙古を牽引したのはチンギス・ハンだけではなかった。 堺屋太一氏の著作に教えられたのだが、大帝国の内政を支えたのは、チンギス・ハンに厚く用いられた重臣・耶律楚材であったという。 耶律楚材のモット…
私にとっての天才ヴァイオリニストの代表格といえはクライスラーとハイフェッツ、この二人しかいない。 演奏の天才なら一人に限ってもよさそうだが、個性/好みの違いで、どうしても二人いなければならない。 これを学んだのは田舎の高校生時代だった。 流行…
先に「3」と「2」がかかわる例として、飛行機編隊と企業組織の問題を擧げてみたが、今回は ヴァイオリンの例。但し、私の個人的意見なので一般性はない(と思っている)。◇ よく見かける小アンサンブルで、ファースト・ヴァイオリンが二人の場合。ファース…
私の趣味というよりは、物好きというに近い。 ◇ 豆本というのは文字通り豆粒のように小さく可愛い本のことだが、その寸法については定義があるのかないのか。大体、掌に収まる程度の大きさだと思っている。 以前、豆本の組立て材料一式を求めて制作したこと…
数字で縁起を担ぐ趣味はない。「仏の顔も三度」は何やら面白いが、何故「三度」なのか、詮索する余裕までは持てない。 よくスピーチなどで、要点を三つに絞るとよく聞いて貰えて、しかも印象に残る、と言われる。それなら、その技法をブログにも適用すれば良…
産経(06.8.19)に「飛べ! オヤジの夢」と題して、人気上昇中の紙飛行機の記事が出ていた。 私は飛行機が大好きで、新聞でもテレビでも、一寸でも飛行機の姿が映ると思わず注目してしまう。 人力飛行機や乾電池駆動の飛行機の話題は、まさに感動ものだ。 こ…
古希というのは古来稀なり、というのが定説であったが、古希年代がこれほど元気な時代は、古来稀なり----- というふうに変わってきているのではないか、と思わせられる節があるのが当節の風潮だ。 以前、80歳代の人が書いた本が大いに話題になったが、それに…
以前、犬は英語のほうが命令を理解しやすいのではないか、と書いた。それは語尾の子音が鋭く耳に届くかららしい、というのが私の推測だ。 日本人は子音に、従って英会話に弱い----- というよりは、そもそも言葉のなかに子音が少ないのだから、英会話下手は当…
産経新聞によると、楽聖ベートーヴェンが所有していたヴァイオリンで演奏したCDが発売される由。 私は下手なヴァイオリン弾きで、ヴァイオリン曲を聞くのも好きだが、このCDを飛びついて買うかどうかは自分でも分からない。 理由は簡単で、ベートーヴェン自…
手足の不自由な方(年寄りを含む)などにとって、「一寸、何とかならんか」というものを列挙してみる。(単なる不満やクレームとも違う)。(順不同)。◇ 柔らかくて固い食パン/何やら矛盾しているが、ちぎって食べようとすると、柔らかいくせに、ヤケに抵…
先に「定年」について触れたが、誰もが真剣に読んでくれたとは思われぬ(失礼)。普通、人は将来のことをあまり考えない(考えたくない)性向があるものだし、予測通りに事が運ぶことは滅多にあるものではない。(しかし、準備していないものは必ず起こるこ…
(1)モーツアルトといえば「癒し等の音楽」の筆頭にあげられるのが常である。 功徳はほかにもある。 胎教音楽の雄。牛乳、ブロイラー、植物栽培等に欠かせない生産工学面での存在感。高級社交サロンでの会話の必修科目。頭が良くなる、という説すらある。 …
思い立って、一日だけ男性料理教室に参加したことがある。理由は、直接的には将来の「自立」のためだが、ほかに稽古事特有の前頭葉育成のための刺激/啓発が欲しかったからでもある-----と、一応大きく構えておこう。 料理というものは、食材、調味料、料理…