2009-01-01から1年間の記事一覧

寸感/老人党、耶律楚材

◇ 老人党の勝負どころ 政権交代を期待していた人々のなかに「老人党」というのがある。作家/なだ いなだ氏が、弱者をないがしろにする政治に怒って立ち上げたものだ。 氏によると、日頃は高齢者や庶民に無関心な党でも、いざ選挙となると、それらの声に耳を…

「余命一ヶ月の花嫁」放映の意味(その2)

前の書き込みで、放映の意味を問うてみたいと思ったのだが、「余命」の意味からして人によって違うのだから、これは思ったほど簡単ではない問題だ。 その後、ある女性乳癌患者から、次のような投稿があった。 事柄が癌対策の啓発に資することだと思われるの…

「余命一ヶ月の花嫁」放映の意味

「余命一ヶ月の花嫁」のテレビドラマが放映されるようです。 以前にも見て、ブログにも書いた記憶があるので、リメイク版なのでしょうか。 いまでも原著を書店で見かけることがあるので、根強い人気があるものと思えます。 この「人気」とは、どういうものな…

音楽閑話(18)「イエスタデイ」の痛み

「イエスタデイ」----- いわずとしれたポール マッカートニー(ビートルズ)の最大傑作。私は昔からこの曲に入れ込んできた。 なだらかな起伏を伴う、なんということもない曲調だが、そこに漂う哀感、情緒は比類がない。天下の名旋律である。 ビートルズには…

音楽閑話(17)/合奏感、退屈感、松田さん

◇ 外国人は合奏下手? いきなり失礼なことを述べてしまったが、あるプロ音楽家の弁によると、外国人音楽家と室内楽をする時など、いつも違和感に悩まされるという。それも、海外の著名オーケストラの団員だというのだから、分かり難い話だ。 海外著名オーケ…

勝間和代 氏のこと

勝間和代 氏の著書を書店で見かけることが多くなった。テレビででもよくお見かけする。 若くして公認会計士となり、3児を育てながら外資系企業に勤めたり、経済評論/株式分析をこなしたり、政府委員をしたりして、「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれ…

身辺の小物たち----誇り?ある生活(8)補遺

◇ 飛行機プラモデル 飛行機は少年の頃から大好きで、模型飛行機を作ったりしたが、うまく飛ばせた成功例には恵まれなかった。小さいながら飛行機となると、ミリ単位の仕上げが必要で、その点、大雑把な私の性格では無理があった。 アドベンチャー映画の傑作…

身辺の小物たち----誇り?ある生活(7)

◇ 豆本 作家・宮尾登美子氏は、自作短編を豆本に仕立て、出版記念会に来場した人に贈呈して、それはそれは喜ばれたそうだ。私も真似をしたいが、まだ短編が書けていない。昔、自著の一部を縮小コピーして、豆本風に作ってみたことはあるが。 自作しなくても…

身辺の小物たち----誇り?ある生活(6)

◇ パソコン 最初はワープロ専用機から始めたのは皆様同様だが、その時代から最新鋭機マッキントッシュを使ってグラフィックまでも試みられていたパイオニアがおられた。そのお一人からカラーの蔵書票作品を頂戴し感激したことがある。 ワープロ専用機の「カ…

身辺の小物たち----誇り?ある生活(5)

◇ 辞書類 まず電子辞書だが、パソコンに入れて読む「広辞苑」「リーダーズ英和大辞典」の類は持っていない。検索には便利かmのしれないが、やはり見た時にはその周辺も見えて欲しい。そこに意外な発見がある場合が多いと思われるからだ。いまパソコンに入っ…

身辺の小物たち----誇り?ある生活(4)

◇ カメラ 興味を覚えたのは最初の就職配属先(昭和30年代前期)の広報関係部所だった。そこには取材用器材として、キャノン、スピグラ、リンホフなどがあった。リンホフは当時の最高級カメラとしての誉れの高かったものだ。スピグラを持つと、俄新聞記者のよ…

身辺の小物たち----誇り?ある生活(3)

◇ 鞄 鞄に凝る人は少なくないと思われるが、選定のポイントとなるのは、女性にあっては(多分)ファッション、機能性、ブランド(ほか)。男性の場合は身分/職業によって支配されるところがあるのかもしれない。例えば、学生か会社員か。職業人であっても営…

身辺の小物たち----誇り?ある生活(2)

◇ 萬年筆 ジェット戦闘機のようなスマートな姿態に心惹かれて、昔からパーカー45 が好きだった。軸の色は黒、緑、グレー、など様々で、一時は20本ほど持っていた。しかし、書き味の面からいって、モンブラン、シェーファー、などを経て現在は国産の(筆の味…

身辺の小物たち----誇り?ある生活(1)

あるテレビ番組。「何のために働くのか?」という質問に対して「誇りある生活を」という答があった。 「誇り」----- 久しく忘れていた言葉だ。 私の貧弱な生活にも、それなりの必需品/小物たちが必要だ。しかし、同じ小物でも、誇りある生活のための小物は…

民主党政権の歴史的役割

日本で「政策だ」「政局だ」と騒がれている最中に、オバマ政権が誕生した。初の黒人大統領が持つ意味は図り難く大きい。就任演説を聞いた評論家/佐藤優氏は、アメリカ建国に際しては、まず今の盟友イギリスと戦ったのだ、と述べた点に注目していた。 従来の…

「低額」? 給付金

勿論、私は「低額」などと思っているわけではない。 ただ、国会やマスコミでの騒がしい論争を聞いていると、どうもその人たちは、1万やそこらのハシタ金を貰ったって何の役にも立ちはしない、と意識下で思っているかのようだ。 テレビ界隈では、与党議員が…