私は散文（いい加減）型の人間で、とても詩集片手にプラタナスの道を散策出来るような風情でもない。 また、中高年という立場からすれば、そういうことにいささかの気恥かしさを覚える、というのが何やら自分にふさわしい態度であるように も思える。（もち…

いささか旧聞に属する嫌いはあるが、この問題の「賞味期限」は今後も続く。 現に、最近、入賞したある主婦の作品が 、あまりにあっけらかんと、大家の作品と酷似しているために賞を取り消されたばかりだ。 世に盗作事件は多いが、和田氏の場合のように、二十…

先般、大活字文庫本「「天平の甍」（井上靖）」を手に入れた話を書いたが、同じ大活字文庫本「「敦煌」を求めることが出来た。残るは「風濤」である。 もう何回も読んでいる心の愛読書だが、奥付の刷数を見て驚いた。なんと85刷。 それにもまして、（もう何…

ブログは無意味である----ということではないことを、あらかじめお断りしておきたい。ブログについていろいろと助力を賜った方に申し訳のないことだから。 恐る恐るブログを始めて、やっと一ヶ月ばかり経過した。 実はノートパソコンも始めてだったのだが、…

最近、お腹周りを計測して成人病等を事前に警告する風潮となっているようだ。 昔は病気にかかってから、それ治療だ！ 入院だ！ と騒ぐのが通例だったから、世の中が所謂「予防医療」の方向に向かいつつある（ように感じられる）のは結構なことだ。 予防とい…

「私は偉大なるイエスマンだ」と述べて話題になった政治家がいたが、物事に徹するという意味では、これはこれとして立派なものだと思う。 以下に御紹介する市民オペラ「カルメン」も、あるいは音楽の心を徹底して追求し、全国津々浦々で公演されているアマチ…

今度は「不自適」でなく、人も羨む「自適」例のお話。 はるか以前のこととなるが、アメリカに行った際、話しのタネにと有名なラスヴェガスを見学してホテルに投宿すると、ロビーで客寄せのビラを配る紳士がいる。 一枚貰ってみると、これが小人数でのグラン…

そろそろ暑い夏、年度末に定年を迎えた企業戦士たちに、自分の定年生活や今後の進路等について、様々な不安や疑念が芽生える頃であろうか。 定年といっても、一昔のように定年すなわち人生の終り、と悩んだりすることは流石になくなったようだが、さりとて、…

今年になっての私の最大最高の収穫の一つは、知人から便箋15枚、しかも万年筆手書きの手紙を頂戴したことである。 ケータイでの電報のようなメール交換が当り前となった当節、パソコンでのメールも何やら衰退機運にあるようで、まして、万年筆手書きの手紙な…

伝えられるところによると、小泉首相は、北のミサイル発射の前夜、問われるままに「発射はないよ」と答え、早速マスコミの槍玉に揚げられていた。 国民の生命／安全の最高責任者が、こんなザマでいいのか、という論調である。 防衛庁や首相官邸等が、それな…

先日の私の書き込み「心ある？一言」を読んでくれた知人から、がん医療には「スキマ医療」という分野がある、ということを教えられた。 先に御紹介した岸本葉子氏の言葉； >>がんは告知や終末といった「点」だけに注目されがちだが、実際には生活上のひと続…

私は全くの技術音痴だから、このような主題で意見を述べる資格はない。資格が僅かでもあるとすれば、パソコンやブログの初期設定で悩まされた経験がある、というその一点においてである。（悲しいことだ）。 パソコンについては、いろいろと疑問を持ち、販売…

アメリカの雑誌が報じるところによると、世界の魅力的な10都市のなかかに福岡があるという。（東京、大阪は番外）。今後のオリンピック主催候補都市選定の面でも微妙に影響しそうな報道である。 福岡が選ばれた理由は、I T産業等の進出（コストが割安）、観…

王監督の入院が伝えられると、超有名人だけにお見舞いや激励の メッセージが新聞／テレビ等に溢れている。 そのどれにも、真情が籠っている。 私が思うのは（自分の入院経験や人の体験談などから考えて）もう少しソッとしておいてあげることは出来ないのか、…

たまたま立ち寄った書店で「天平の甍」（井上靖）の文庫本を求めた。この本は既に持っているのだが、悲しいことに活字が小さくて読む気になれない。 今度の本には、オビに「文字が大きくなって読みやすくなりました」と効能？が記してある。 8世紀に遣唐船で…

私にとっては、定年とは生活の一通過地点でしかなく（本当は、いろいろ迷ったものだが）、もっと大切なことは、会社を勤め上げることよりも、何か自分でも納得出来る「ライフワーク」を残せるか、ということのように思われる。 しかし、そう「思う」のは定年…

＜前口上＞ 初見参の権兵衛と申します。自由なテーマで、愛犬（名前は権兵衛）とともに感想を綴って参りたいと存じます。 なお、私の別口のブログのURLは； http://ameblo.jp/blog-gonbei/ 合わせてご覧頂ければ幸いです。 （以下、本文）------------------…