2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

私の名曲20選----補遺

先に「どうしても1曲だけ選べ」となったら、サンサーンス「白鳥」を、と書いた。しかし、「1曲」だけ選ぶなどということには何の意味もないし、第一、そんな要望を出す人なんている筈がない。 つまりは、それくらいこの曲が好きなのだ、とい自己満足を無定…

私の名曲20選---- 但し、無定見

このほど「クラシック愛の名曲20選」(加藤浩子、春秋社、CD付き)が出版された。器楽、声楽、オペラなどから「名曲を生み出した女性たち」というキーワードで選ばれたものだ。動と静を取り混ぜた要素も面白い 。解説文も楽しく「ながら聞き」には最適の1枚…

「生きる」意味

◇ 夫たちの癒しの会 先立てることの幸せ ----- これは夫に看取られて世を去った妻が、夫宛てに残した遺言の一部。 ここから読み取れる夫婦像のあり方に、人は様々な感慨を抱くことであろう。 たまたま見たNHKテレビでは、妻に先立たれた夫たちが相寄って作っ…

雑感(2)

◇ ドクハラ(ドクターハラスメント) 主治医の心ない一言で、患者/家族の心がズタズタに傷付けられてしまうことを指すようだ。 例えば、「貴方は何時まで生きられると思っているのか」「セカンドオピニオンが欲しいのだったら、どこか他所の病院へ行ってく…

雑感

◇ ハニカミ王子 先般、ゴルフに打ち込んでいるハニカミ王子の声を密かに拾うべく、王子の友人のゴルフクラブにマイクを仕込もうとしたテレビ局員が、事が露見した後、テレビ局社長に叱責され、また、当然に世間からそのモラルを厳しく指弾されたという事件が…

ライフワーク 3人衆(再録)

私にとっては、定年とは生活の一通過地点でしかなく(本当は、いろいろ迷ったものだが)、もっと大切なことは、会社を勤め上げることよりも、何か自分でも納得出来る「ライフワーク」を残せるか、ということのように思われる。(私の場合は、素人の域を出な…

ハンプトンの一石-----音楽界への波紋?(再録)

ハンプトンは、イギリスの音楽大学出身のチェリスト。「チェリストの物語」(春秋社)という著書がある。 この本は、語り口は穏やかだが、並のものではない。 晩年は子弟教育に専念したそうだが、その音楽教育に関する意見/主張には聞くべきものがあり、ま…

市民オペラ/カルメン----偉大なる素人芸(再録)

ビゼーの世紀の傑作「カルメン」が素人芸、というのではない。それに取り組む市民オペラが素人芸でも、必死で取り組まざるをえないほどの傑作が「カルメン」である、というのがその心だ。 アマチュアオーケストラの一員(チェロ)として市民オペラ「カルメン…