2010-01-01から1年間の記事一覧
縁あって、あるところで「死と乙女」と些かの関わりを持つこととなったので、このことについて少し感想を述べてみる。 「あるところ」というのは「日本アマチュア演奏家協会」という大層な名前の付いた全国組織 ----- つまり、ヴァイオリンなどの楽器好きの…
◇「文章がうまくなるコピーライターの読書術」 (鈴木康之)を読んでいたら、流石言葉の芸術家と言われるだけに、コピーライターが日頃如何に文章作りに腐心しているか、その一端を物語るエピソードが多く書かれていて、とても興味深かった。 しかし、興味は…
◇ 男性 巣篭もり時代? 若い世代のことなのかもしれないが、男性にはお金を衣類や書籍に回す傾向にあり、女性には相変わらず海外旅行などに向かう風潮があると、言われるようになった。どこまで真実を反映しているのかは分からないが。 別な面から見れば、男…
● エーッ! なんとかしてよ NHK と比べての民放の特色は、番組会場への来場者がとにかく元気で賑やかなことだ。例えば、司会や出演者が何か言うごとに「エーッ!」と合の手を入れる。この合の手の勢いがだんだんと大きくなり、時にNHK番組の静けと落ち着きが…
自分の生活では、自分の好きなように生きる以外にないが、自分の信条に合わなくとも、さりとて無視して通り過す事も出来ない ------- まあ、一寸厄介なものがないでもない。 生活に支障をきたすといった性質のものではないが、気にしだすと、一寸参ったなあ…
美麗な、というのは些か時代がかった表現かもしれないが、美しい、綺麗な演奏に一層の色艶が加わったもの、というくらいの感じである。勿論、肯定的な意味で。 以前のこととなるが、天才ヴァイオリニスト/前橋汀子が弾いた「ハバネラ」のテープ。サンサーン…
このほど出版された「妻を看取る日」(新潮社)----- 国立癌センター名誉総長/垣添忠生氏の著書である。 まず感じたのは、最高の医療機関であるべき癌センターの総長でも妻を救えなかったのか !? という驚きと意外感。 しかし、考えてみれば、これは全く…
テレビドラマ「不毛地帯」が終った。視覚に訴える活劇風の場面が多くて、原作の感銘とは少し行き違ったような感もあったが。 それは、主人公 壱岐正が、大本営参謀として戦時中に優れた情報力、組織力を発揮し、その一方で多くの将兵を死なせ、戦後はシベリ…
◇ ツイッター考 いま注目のツイッター。興味はあるが、自分には向いていないように思える。ある人によれば、向いているのは鳩山首相のような人だということだ。 ツイッターはミニブログと言われることがあるが、それは字数が140 字と限られ、画像も入らない…
ベローチェとは、全国展開するコーヒー・チェーン店のこと。 私の第二の書斎は、時たま通う書店の二階にある喫茶店/ベローチェである。 ここでコーヒーを頂きながら、求めた本を鑑賞したり、小文、手紙などを書いたりするのが、私の無上の楽しみの一つとな…
私にとってのナイトキャップというのは寝酒のことではなく、就寝前に楽しむ音楽のことだ。カセットテープレコーダーに耳をつけて音楽を聞くと、重厚な低音の響きや演奏者の息づかいまでも聞こえるような気がする。 就寝前には安静にしていなくてはならないの…
何かものを書く時には、意識的にせよ無意識にせよ、何かを頼って書くことが多い。というか、正直にいうとそれらのマガイものであることが殆どである。 華とは、私にとってのお手本という意味だ。 しかし、出来上がったものは、お手本とは似ても似つかぬ貧相…