2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

評論に先立つべきもの

先に「論功行賞内閣の功罪」で、私は次ぎのように愚痴ってみた。 (*)そして、決まったように、新内閣の門出を祝って健闘を祈る、といった筆致が見られないのを不思議に思う。国民が前途を託する内閣を激励しないという風潮はおかしいのではないか。 産経…

論功行賞内閣の功罪

新内閣が出来ると、マスコミは判で押したように悪口(愛の鞭?)を言うのが決まりだが、今回の安倍内閣については、あまりネタがなかったのか、大体「論功行賞内閣」ということで筆が一致していたような印象がある。 (*)そして、決まったように、新内閣の…

「追っかけ」で豊かな老後?

いってみれば、何にでも好奇心を持ち、熱心に取り組む前向きな人には、必ず豊かな老後が約束されているのか?----- という話題。 読売新聞の「緩話急題」というコラム(06.9.26)だが、「追っかけ/オバサマの熱狂パワー」と題して、生活情報部・福士千恵子…

英語「幼児」教室の効用?

産経新聞(06.9,25)の記事「役に立つ?英語幼児教室」を見て「う〜む、やるものだなあ」と感じ入った。 いずれ小学校に英語教育が取り入れられそうな趨勢だが、この幼児教室はその先を行く試みだ。 自ら幼児教室を主宰する竹山絵利氏(東京都)によると、週…

渡る世間とミクシイ

◇ ミクシイ会員でもないのに、ミクシイについて分ったようなことを書くのは、少しは自粛しなくてはならないところだが、週刊新潮(9/28号)に面白い関連記事があったので、これを御紹介した後に「自粛」することにした。 分かっている人には自明のことなので…

同人誌 & ミクシイ

手元に1冊の同人誌が届いた。前にもしるしたかもしれないが、万年筆愛好家の同人誌「ふえんて」である。 既に39号(季刊)、約50頁/ワープロ版の立派なもの。 もっと派手にご紹介したいのだが、この同人誌は、原稿集め、ワープロ稿起し、印刷、製本、発送…

音楽閑話(4)/ピチカート----- 内側の楽しみ

弦楽器は弓を用いて音を出すのが普通だが、時に、三味線のように弦を弾いて音を出す(ピチカート)ことがある。 これがピタリと決まると、実に効果的で、そこを心得た作曲家の作品には嫌でも心を動かされてしまう。 しかし、当然ながら、音程が良いというの…

個室か 集会室か----- ブログの運命

「ミクシイ」というネットザービスが500万人の加入者を誇り、株式市場でも業績拡大を囃して、上々の評判だという。 ネットサービスなら、インターネットを背景とした、例えば、ココログ、エキサイトなどのブログサービスが相応の顧客を集めている。 この顧客…

音楽閑話(3)/大人の楽器学習

◇ 昨今の音楽事情について、まことに目出度いと思われることは; ◯ 昔、年寄りの冷や水と揶揄された音楽/楽器学習、それもクラシックのそれが必ずしも笑われなくてすむようになったこと。 ◯ バブル期のどさくさ?に紛れて、立派な音楽ホールが整備されたこ…

いい加減な?留学

◇ 愛読書「天平の甍」(井上靖)を再読し、新たな感銘を得た。 物語は、唐の名僧 鑑真の日本への招聘に尽力し、歴史の彼方へ消えていった数人の日本僧を内容とするものだが、解説(山本健吉)によると、小説のなかで彼らは「遠景に小さく、蟻のような姿」と…

インターネットあれこれ

インターネット上で拙いブログを始めて約二ヶ月が経過した。ベテラン諸氏に比べれば貧弱な体験に過ぎないが、雑感を綴ってみよう。 ◇ もともとニフテイ会員で、十数年来、(旧)パソコン通信の世界にいた。 ニフテイがインターネットへ切り替えられ、やがて…

音楽閑話(2)/耶律楚材の遺訓

「一利を興すは、一害を除くに如かず」、この教訓は楽器(その他)の学習面にも活きているのではないか? というのが今回の主題である。 -----活きているのではないか? と、わざわざ問題にするのはほかでもない、実は、活きているようにはなかなか見えない…