インタネット/ブログ雑考

 インターネットをを始めたのがこの春、そしてブログ(2サイト)がどうにか出来るようになって四ヶ月余、奥手の私にも何となくこの世界の様子が少し見えてきたような感じがある。といっても、画像や音声は全く手つかずの分野だが。そこで若干の感想を。


◇ インターネット仕様パソコンは大型量販店で求めたが、これはやや失敗だったような感じだ。(全くのメカ音痴としての感想だが)。
 アフターケアのことを考えれば、値段が正価近かったのはいいとして、若い店員さんたちに、素人客に対するサービス精神にやや欠ける点(商売下手)があったのではないか、と思うのは当方の思い過ごしか。
 質問にはピッタリとその範囲のことしか答えてくれない。客がどような基礎知識で質問をし、自分の答えがどの程度理解され、また、どのような疑問を誘発するかについて、想像力が働いているようには全く見えない。(つまり、マニュアル通り)。
ADSLを申し込んだら、その客に限り初期設定を手伝う職員を自宅に差し向けるという。
 しかし、いくら待っても来てくれないので催促したら、お宅の地域は(稀な例だそうだが)ADSL不能な場所だという。それなら普通の電話回線サービスでいいと譲歩すると、初期設定は自分でやって下さい、とのこと。
 その時点で、次からは機器の購入/相談は、小さい小回りのきくお店にしよう、と決心した。
 小さな店でも保証期間付きのところもあるし、それなりの手間代を負担すれば、各種設定はやってくれるだろう。年輩店員なら質問応答にもソツなかろう。
 パソコンを買うのは、その機能を求めることであって、初期設定などで躓くのは別に素人の恥でもないし、第一、時間の浪費である。
 それにしても、ワープロ操作のマニュアルが一切ないのには驚いた。ワープロくらいは国民の常識と言いたいのかもしれないが、パソコン(キーボード)嫌いは年寄りに限らず、少ないとは決して言えない。
◇ 結局、初期設定は親切なベテランの方にお願いしたが、大いに助かったのは、(年寄りに優しい)画面文字サイズの拡大機能の設定、ノートパソコンへのマウスとキーボードの購入を助力してくれたことだった。
 これらは、慣れた人には何でもないことなのかもしれないが、素人には自分ではなかなか考え付けないことである。おまけに、素人がやると、必ずといっていいくらいに思わぬ事故を誘発し「思わぬ事故」だから、その対応策が事前に講じられるわけがない。
ADSLは期待はずれだったが、私が使いたいのは文字情報だけだから、さして不都合はなく、またカラー画像もさして時間もかからず動いてくれた。DVDも画面がやや不鮮明ながら楽しむことが出来る。
◇ インターネットの利点。
 ニフテイネット(会員限定)などと違って、どのサイトへでも飛んで行けること。(迷惑メールも、どこからでも来る)。長い長い I D もパソコンが記憶していてくれて、冒頭部分を入力するだけですむこと。記憶容量が大きいこと。検索能力に優れていること。
 欠点はといえば、便利過ぎて頭が働かなくなること。検索で得られる知識の断片だけでは、ある文脈を持った文章は仕上がらないこと(当たり前だ)。
 お陰?で、以前よりも、辞典(紙)を調べたり、一定の首尾一貫した内容を備えた書物を読む必要(脅迫観念)を感じるようになった。


 次ぎはブログ。
◇ 絶対に「没」のない投稿文として、しかも、文脈、体裁などお構いなくダラダラと書ける点は好ましい(これでよいという訳ではない)。
◇ 内容はともかく、思いついたことを忘れぬための備忘録として利用出来る。
◇ 画像/音声は私には不要。文字情報の邪魔になると感じる。他の有名ブログも、文字だけで勝負している例が多いようだ。
◇ 私のブログには、用いられたキーワードに反応して、他所からリンクが付く機能がある。(自分が前に書いたブログが繋がってくることがある)。
 このリンクを辿ると、同好の士に巡り会える機会が増えそうだが、私には、まだそこまでの 余裕がない。
 サーフインするだけなら面白いかもしれないが、画像やイラスト(それに広告)で満艦飾のサイトは、視線がチラチラと拡散されて(弱視の私では)頭が痛くなるので、敬遠気味。申し訳ない。
 それにしても、各ブログ、どれ一つとして同じものがなさそうなのはお見事。しかし、その真価は、やはり文章を読んでみなければ---------。


<権兵衛の一言>
 利害得失、一長一短で、結論は出せない。
 また、結論を出すべきものでもなく、今後の生活の利器として活用を考えればいいのだと思う。(今は、昔ながらのワープロ/メール機能が最高)。
 最初は語学学習も考えたが、これは幻想。期待しているのは医療情報だ(但し、画像/音声機能が不可欠)。