脱帽 黒澤明監督作品(その2)
9月9日夜、「生きる」(10チャンネル)を見た。
実は、「生きる」という主題について黒澤監督作品を超えるものがあろうとは思われなかったので、どうしても見たいという気分ではなかったが、やはり見てよかった。
生き方(死に様)にはいろいろあってよいのだ。
拙い感想を述べてみると;
◇ 死者を弔う気持は、結局、自分に従うしかないこと(宗教に捉われる必要は全くない)。
◇ 自分自身を律すること。
<権兵衛の一言>
よく余命いくばくもないことを前提とした、その後の処し方についてのアンケートが行われ、いろいろと見事な処方箋が示されるが、その多くは寝言(綺麗事)みたいなものだ。
しかし、私の感想は「それでいい」に尽きる。
黒澤作品については、今後も紹介されるらしいが、命を燃焼し尽す、という意味では「椿三十朗」を期待したいと思う。
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