取り敢えず、三つばかり(その2)

● カメラ/スピグラ、オリンパス ペン、マミヤ シックス。(スピグラは、就職当初に配属された広報関係の仕事で持たされたもの。昔の報道カメラマンが使っていた憧れの器材だったが、成果を左右するのは、当然ながら足とセンスだけ)(ということを悟っただけに終った)。
● 在職企業で受けた恩恵/(語弊があるかもしれないが)共済病院で殆ど無料で家族ともども治療が受けられたこと、過労死に繋がりかねない大きなプロジェクトが事情で中止となり、命拾いしたこと、英語が必要な部署に配置され苦労したが、少しは英語の雰囲気に接しられたこと。
● 優れた教師や教室選びを怠ったため、不発に終った稽古事/パソコン、 英語、楽器(ヴァイオリン、チェロ)。
● 生涯、経験しないですみそうなもの/ゴルフ、スキー、野球観戦。
● 好きな演歌(例)/王将、別れの一本杉、長崎の鐘
● 悩まされずに済んだ偉人/カント、マルクスニーチェ。(何か大きなものを失っているかも)。
● 偶然に接しえたチャンス/ヨット、セスナ機体験操縦、ジェット(ボーイング)旅客機シミュレーター操作。
● 料理のツボ/調味料、火加減、失敗体験。
● 政治の謎/設問自体が不可解な世論調査(例;歳入面を忘れた医療費論議)、大局観のない内閣支持率調査、それが、調査主体毎に違っていること、高齢者医療問題で、俄に高齢者の戦後功績が賞揚されること。
● 辞書/岩波国語辞典、リーダーズ英語辞典、広辞苑(在職中、殆ど使わなかったことが印象的。つまり、企業の文字文化に左右されて終った)。
● 雑誌/週刊新潮、「本」(文春の書誌本)、時に文春。
● 新聞/産経、時に読売、日経。
● 避けて通って時間を稼いだもの/マージヤン、カラオケ、旅行(しかし、旅行好きだった亡妻には迷惑をかけた)。(その割に成果はなかったが)。
● 音楽面での不思議/音大はどんな役に立っていうのか、音律論を学んで音程はよくなるのか(先天的なものではないのか)、音楽教師は演奏が下手でいいのか。


<権兵衛の一言>
 何か偶然の所産ばかりだが、しかし、二度と巡り合えないものばかりだ。往時茫茫。
 なかでも不思議なのは、家内は巡り合うまでは、全く別な人生を歩んでいたということだ。

広辞苑 第六版 (普通版)

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